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生体評価技術により過労運転や居眠り運転のリスクを低減します。
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休 息 ト リ ア ー ジ ュ
”自覚なき疲労”をお知らせします。

人は自身が持っている機能が低下すると、事故が起きやすい状態になる。人はストレスが入ってくると、ストレスに対抗するために自律神経系が作用し、例えば心拍数や呼吸数および血圧などが変動する。これらの調整機能が長時間にわたって機能し続けると、人は疲労する。人は疲労すると注意力の低下や視野が狭くなり、様々な認識機能が低下する。そこで、人に疲労を認識させるために、これらの疲労を脳は疲労感として認識する。一方、別の脳機能で疲労感を打ち消すような作用がはたらく。これにより人は疲労を体内に蓄積したまま作業をし続ける。これは疲労感のマスキングと呼ばれている。HM-1休息トリアージュは、マスキングされた疲労感を人に伝え、機能回復あるいはストレス軽減のため休息のタイミングを伝えることを目的としている。

■新判定 画面
− 休息トリアージュ MODE − − 体調マップ MODE −
疲労感が脳機能によるマスキング状態
にあるかどうかを教えてくれます。
疲労の状態を教えてくれます。
2つの指標を見ることで自分がどんな状態にあるか判ります。
カテゴリー1
運転に注意しましょう段階
最優先休息必要群 疲れを感じやすい状態で、早めの休息が必要な状態
疲労感は無く、眠気もない。疲労しているが疲労感
がマスキングされて、疲労が知覚できない状態。   
EX.1 視野が狭い状態
カテゴリー2
リフレッシュが必要な段階
待機的休息必要群 飽きが来たら休息をとることが必要な状態
ボーッとしたり覚低状態におちいっている状態。
EX.2 ボーッとしている状態
カテゴリー3
休息をとりましょう段階
保留群 疲れを感じにくく、飽きる前に休息をとった方がよい状態
眠気があり疲労の程度が自覚できる。
EX.3 いわゆる順調に疲労している状態
※疲労と疲労感および疲労感のマスキングについて

・疲労とは、運動や労力などの身体作業負荷やデスクワークなどの精神作業負荷を連続したときにみられる身体的・精神的パフォーマンスの低下現象です。運動時に疲労が生じているのは、筋肉などの末梢組織ではなく運動強度や体調に応じて呼吸数や心拍数を調節する自律神経です。「自律神経の中枢」である脳にある視床下部や前部帯状回は、処理が増加すると活性酸素が発生し、酸化ストレスにさらされます。これにより、自律神経の機能が果たせなくなります。これが疲労によって生じる機能低下です。

・疲労感とは、疲労したという情報を収集して、自覚させることを言います。「疲労」と「疲労感」は全く別の現象で、人は疲労が生じても、脳の複雑な働きで疲労感を覚えないことがあります。疲労感は大脳の前頭葉にある眼窩前頭野という部位で知ることができ、疲労を知ることができる視床下部とは別の部位になります。したがって、物理的な疲労の程度と主観的な疲労感は一致しません。

・疲労感のマスキングとは、眼窩前頭野で発した疲労感というアラームを意欲や達成感で隠してしまう状態をいいます。この意欲や達成感の中枢は、脳の前頭葉によって司られ、前頭前野が眼窩前頭野の疲労感を表す生体アラームを効かなくします。すると、疲れが積み重なっているにもかかわらず、それを感じなくなる最も危険な状態が出現します。楽しく仕事をしているときほど「疲労感なき疲労」が蓄積しやすくなります。

・神経回路の閾値とは、脳の神経細胞が興奮を起こすために必要な最小限の刺激の大きさをいいます。脳は電気信号(活動電位、シナプス後電位)で他の神経細胞に興奮を伝え、神経細胞同士はシナプスを介して接続しています。同じ細胞ばかりを使っていると、神経伝達物質がシナプスに素早い伝達ができなくなり、脳の作業効率が低下し、脳が疲弊します。閾値が上昇した神経細胞は、全く刺激の無い状態がないかぎり、もとの敏感な活動状態に戻りません。
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